僕はここ最近、
寝ても覚めても、仕事をしながらも、
ずーーっと、LEDライトのことだけを考えていました。
「このライトで育てたらどうなんねん」とか
「このライト使って、どんなシステムにしようか」とか。
コレジャナイヨ
マリファナ用LEDライトの、メーカーさん達のサイトを見ていると、
そのパッションが、僕にひしひしと伝わってきます。
大麻栽培用のLEDグロウライトは、
イギリス、アイルランド、オーストリア、オランダ、そしてアメリカなど。
それぞれ創意工夫を凝らした商品を開発しています。
そして、そのLED素子の生産は、中国が世界をリードしています。
それぞれ持ち味を生かして世界で戦っているのです。
LEDを発明したのはニック・ホロニアックですが、
青色LEDを開発したのは日本人ですよ。
テクノロジーの国日本は、
大麻産業に関してはどんどん取り残されています。
日本は得意だと思うねんねどなぁ。残念。
さぁ
LEDグロウライトメーカにお布施して、
大麻栽培技術の進化を促そう!
それでは、どこにお布施すればいいのか
ご一緒に見ていきましょう。
LEDグロウライト徹底比較
前回はLEDグロウライトを買うためにスペックの比較をしてきましたね。
それでは現在発売されている商品を見ていきましょう!
高品質なLEDライトを作っているMIGROさんの動画から
ここではなんと、
27ものグロウライトをチェックしておられます。
いい仕事してますねぇ~
頭が下がります。
動画のまとめ
グロウライトランキング Efficiency (PPFD/Watt)
No.1:Fluence Spydrx 2.17
No.2:Optic 1 2.04
No.3:MIGRO system 2
No.4:HLG QB120 4K 1.92
No.5:Sanlight S4W 1.81
No.6:Magnus RA 350 1.74
No.7:Nextlight Mega 1.6
No.8:Budmaster II GOD 6 1.52
No.9:California Lightworks Solarsystem 550 1.5
No.10:G-Tools, G-leds 280 1.5
No.11:Gavitta 1000W DE 400V Pro 1.39
No.12:Spectrum King MLH 100W 1.34
No.13:Lumatek HPS 600W Dominator XXXL 1.3(←600WのHPSランプ高効率リフレクター)
No.14:Mars Reflector 48 1.3
No.15:Omega Ceramic Metal Halide 315 1.29
No.16:Ikea grow light 1.25 Optic 2 1.23
No.17:Optic 2 1.23
No.18:Spectrum King 400+ 1.21
No.19:Lumatek HPS 600W Medium Adjust-a-wing 1.2(←600WのHPSランプ廉価版リフレクター)
No.20:Kind K5 XL750 1.17
No.21:Lumatek HPS 150 1.1
No.22:Mars 300 1.02
No.23:Viparspectra V300 0.98
No.24:Lumatek Metal Halide 600W 0.93
No.25:Lush Dominator 2X 0.9
No.26:Lumii T5 0.74
No.27:Elektrox 250W CFL with small reflector 0.6 (←蛍光灯)
比較指標は、前回記事に書いたEfficiency (PPFD/Watt)です。
前回記事はこちら↓
「大麻育成用照明:LEDグロウライト、スペック比較に必要な光の単位」
Wあたりの、光合成に有効な光の量ですね。
この指標はLEDライトを比較する時とても参考になります。
それでは高性能LEDランプ上位3機種と、
そのメーカーを詳細に見ていきましょう!
Fluence
まず、サイトがめちゃくちゃ恰好良いです。
いい商品を世に送り出すサイトは全てがいいデザインですね。
妥協がない。
それは企業理念があるからなんです。
それがすべてに現れている。
アップルとかエルメスとか…
思い起こしてください。
業界をリードする会社のトータルデザインを。
Fluence社は、まさにそうですね。
Fluence Spydrx: 2.17
メーカー公称主要スペック
(330W $900 \101,308)
効率も今あるLEDグロウランプで最高のようです。
新製品として、
SPYDR 2シリーズ
が出始めています。
632wで 2.5μmol/Jの「SPYDR 2p」($1350 \151,962)
更に最近630wで2.7μmol/J「SPYDR 2i」($1500 ¥168,847)が登場したようです。
ものすごい効率です。
Fluenceの新型は伊達じゃない!
光飽和点に気を付けよう
ただし、このまで光が強力になると、光飽和点をあっさり超えてしまいます。
CO2の濃度を上げなければ、収穫が頭打ちになるばかりか、
光の強さで大麻がだめになります。熱くなくても、光で焼けてしまうのです。
強力でフラットな光を極限まで追求しているので、
このランプのために、専用のグロウスペースをデザインせねばなりませんね。
夢の大工場
ですが、大工場で大量生産する前提なら、
このライトを使うことを前提にして設計してみたいです。
以前のFluence(BML)の商品で、HPS1000Wライトと生産量を品種別に比べた動画です。
ヤヴァイでしょう?
というかこの工場を日本で作ったら、
毎月一億円稼ぎ出しそう…。
しかも供給過多でバッズ値下がり。
からの、大麻大量流通。
そして、逮捕者続出。
大麻はそれほど悪いのか?論噴出
ア~ンド、きたる2020年、
インバウンダー逮捕者続出による国際問題勃発
(カナダ人アメリカ人激怒)
「ゴラァ!なんで大麻で懲役やねん!」
外圧(ご存知、鎖国日本の歴史パターン)からの非犯罪化
というシナリオが成り立ちますね!
という夢のご相談はお早めに(笑)
Optic
アメリカの会社です。
現役のグロアが作った会社のようです。
Optic 1: 2.04
アマチュアっぽい雰囲気なのに、
効率ランキングで堂々の2位って素晴らしい。
ビデオで紹介されている商品は
Optic 1 XL COB LED Grow Light 100w 3500k COB
じゃないかと思います。
(100W $249 \28,028)に値段が下がっていますね。
LEDが進化して、周りのメーカーに追い上げられているのでしょうか?
それにしてもシンプルですね!(ボトムズ、スコープドッグ的な。一番好きだけど♡)
これを使えば、クローゼット内でのステルス栽培なども容易になるでしょう。
はじめてのグロウにも最適ではないかと思います。
1株の大麻をLow stress trainingなどのテクニックを使って
SCROG化してしまえば、コンパクトかつ収穫量も見込めますので、
盆栽大麻栽培を、趣味としてチャレンジしてみたいですね。
そのとき使うのはもちろんこのライトですね。
メーカー公称スペック
詳細なPPFDのデータを出していて素晴らしいです!
2′ x 2′ Area @16.5″ Hanging Height PPFD: 549
2′ x 2′ Area @18″ Hanging Height PPFD: 503
1.2×1.2で栽培するときは4個セットすればいい感じですね。
Thermal man
LEDs: CREE XLAMP CXB3590
LENS: 90 degree
Driver: Meanwell HBG-100 / 100 watt Driver
agement: Passive Cooling from a Overbuilt Anodized black 125 watt Pin Fin Heat sink (No Fans)
(余裕をもったヒートシンクの設計ですね)
Kelvin: 3500K DayLight White
CRI: 80
umol/ watt: 2.1
Actual Power Draw: 100 watts
COB Max Power: 137 Watts
Grams Per Watt: Up to 2(これは本当でしょうか?凄すぎ)
Yield: Up to 200 grams / 7.14 ounces
凄いですよね100wで200g夢の世界ですw
Description:
Lifetime: 50,000 Hours (8.5 years @16hrs daily use)
Warranty: 5 year Warranty(素晴らしい)
Shipping: Free Worldwide shipping & ships within 1-2 business days(素晴らしい)
Light Fixtures: Optic 1 XL COB LED Light
ここのハイエンド商品は
OPTIC 8+ Dimmable COB LED GROW LIGHT 500W (UV/IR)
($1,249 ¥140,593)
コイツもなかなか凄そうですね。
500wで1000WのHPSより収穫できるとのことです。
ブルームエンハンサーとかいう開花促進装置や、
明るさをコントロールできるディマーなど、
機能もり沢山です。
Max Power: 500 watts
HID equivalent: 1000 watt DE HPS
LEDs: USA MADE CREE COBs & OSRAM SMD Secondary Array
- 8 x CREE CXB3590 COB LEDs
- 6 x 3500k Daylight White CXB3590 COBs
- 2 x 5000k Cool White CXB3590 COBs
- Each COB is 137w max & under driven @50w continuous
- 32 x 3-watt OSRAM ultra efficient leds with glass projection lenses
PAR Output: 1420 u/mols at center of footprint
PPFD for 4×4 area @24″: 619.87
Dimensions: 27″ x 27″
Yield: Up to 1,125 grams / 40.17 ounces / 2.51 lbs
Grams Per watt: Up to 2.25
Input Voltage: 100-265VAC
Input Current: 5-1.9Amps
Weight: 40 Pounds(18kg笑)
Optic LED Warranty: 5 years
Yield: Up to 1,125 grams / 40.17 ounces / 2.51 lbs
Grams Per watt: Up to 2.25
なんと1125gバッズが取れると!
1ワットで2.25g。恐れ入ります。
冒頭の動画を撮影している方の会社です。
アイルランドはダブリンからの登場!
U2とかエンヤのイメージが強いですね。
「アイワナァ、グロウ~~♪」って聞こえません?
僕が大麻用LEDグロウライトの勉強をする際にものすごくお世話になってます。
自分たちが企画した動画で、3位にランクさせるなんて、
誠実な会社だと思いませんか?
(社長のまったりした、何とも言えないお人柄が好きです)
誠実さは個性を伸ばします。
負けを認めてそこからスタートする。
ってのは、すごく難しい。
とはいえ、上昇するためには欠かせない資質ですよね。
僕がグロウショップをやる時は、ここの商品をプッシュします。
opticに形は似てますが、デザインがより洗練されています。
アングルに固定して、照射角度が変えられるところとか、さすがです。
劇場用サーチライトからヒントを得たのでしょうかね。
さすがヨーロピアァンですな。
照明装置を、大麻のトップに近づける場合は外向きに、
離すときは内向きにして、ホットスポットの防止と、
光量子の均等照射を狙えます。
そのためには光量子計が必要となりますが、10万弱します。
根性のあるグロアは買いましょう。
スポットを測定しつつ、ベストな照射角度をつかんでください。
その繰り返しが経験となり、いつか計器類を必要としなくなります。
MIGRO: system :2
( 107w €218.70 \28,974)
MIGROの商品はこのライトが基準になっているようです。
これを増やすことによって、様々なグロウスペースにフレキシブルに対応できるのですね。
ユニット単品のスペックです。
- Total PPF: 1,412 µmols/sec
- Efficiency PPF/Watt: 2.2 µmols/watt
- Spectrum: Full Spectrum (veg to flower)
- Lifetime: 50,000 hours (8.5 years @ 16hour/day)
- Warranty: 3 years
- Total PPFD: 1,250 µmols/m²/sec
- Efficiency PPFD/Watt: 2.0 µmols/watt
ここのハイエンドはコレ
MIGRO 600
(€1,096.75 \145,302)
- Flowering coverage: Up to 150cm x 150cm (5ft x 5ft)
- Power consumed: 640watts
- Voltage/Current: 110V – 5.8 Amp, 220V – 2.9 Amp
- Total PPF: 1,412 µmols/sec
- Efficiency PPF/Watt: 2.2 µmols/watt
- Spectrum: Full Spectrum (veg to flower)
- Lifetime: 50,000 hours (8.5 years @ 16hour/day)
- Warranty: 3 years
- Total PPFD: 1,250 µmols/m²/sec
- Efficiency PPFD/Watt: 2.0 µmols/watt
- Lumens: 102,400
- Efficiency lumens/watt: 160
- HPS equivalent: 1000W
1000wHPSに置き換え可能なモデルですね。
何とも独創的なデザインではありませんか。
Fluenceが連邦系ならこちらはジオン系のデザインですね。
セッティングが大変そうだけど、使ってみたいです。
というのも(2.4M x 1.2M) のグロウテントで、
生長期間に6週費やしたとはいえ、
1367g の高品質バッズと 415gの低品質バッズの収穫ですよ。
1.4g/wの収穫とは恐れ入る^^;
収穫量の今昔物語
世界最先端の、マリファナLED照明は
いかがでしたでしょうか?
僕は少々浦島太郎だったようです。
大麻栽培の進化はこれからさらに加速するでしょう!
昔は(といっても5年ほど前)
1Wで1g
乾燥バッズが取れたら、プログロアの仲間入りといわれたものです。
ところが、LEDの進化のおかげで、
2018現在は、2g/Wが現実的になってきました。
4’x4′(1.2mx1.2m)のグロウテントで1.2kgも取れるのです。
毎月600g!
時価総額300万円/月ですよ。
びっくりですね。
ライトがたとえ20万~30万しても買う価値がありますね!
1ロットで回収できますよ。
しかも、現在進行形でこの数字は上昇中です。
話半分にしても、教科書通りやってれば、
4’x4′(1.2mx1.2m)のグロウテントで600gはいくでしょう。
僕がどうしてこれだけLEDライトに興奮しているのか
ご理解いただけたかと思います。
これがどれだけ大きなインパクトか、
30Aのブレーカーの部屋で1000Wは1台がやっとでしょ?
でも600Wなら2台回せます。
すると…
次回、高速回転大量生産システムを
これらのLEDライトを使って考察していきたいと思います。