間違いだらけの、室内大麻栽培用ライト選び

免責:この記事は大麻合法國の国籍を取得した方に向けて発信しております。
日本国籍をお持ちの方は大麻をトマトに置き換えてお読みください。

世界中のグロアから質問を受けていました。

大麻栽培を始めたいのですがどんなライトにすればいいですか?
発芽してから成長がよくないです。

せっかく発芽したのに徒長してしまって困ってます。

ご存知の様に大麻は動けません。
ですので環境を整えてあげましょうとしか言えないところがもどかしいです。
でもこれが面白いところなのです。

例えば温度、温度はエアコンで調節可能です。
例えば湿度、加湿器やエアコンの除湿でコンロールしましょう。
例えば土中水分、水のやりすぎで根ぐされさせてしまう方が多いです。

これらはインスタントに解決できます。

でも

こればっかりは太陽に当ててください。
というしかありませんが、諸事情でそれができない場合。
ライトを変えるしかありません。

最初にできるだけコストを抑えて大麻栽培を開始したいという気持ちはよくわかりますが、
初めて栽培されるからこそ、
少しのミスでも致命的にならない寛容なシステムで育てられるのがいいと思うのです。

例えプラス2万円かかっても。

そう、このプラス2万が何より大切なのです。

また、実質、大麻の質(樹脂の量など)や収穫量は2倍から3倍になるので、
プラス2万円の投資を惜しむ理由はありません。

かつて 大麻栽培用ライトは、ディスチャージャーライトが全盛でした。

現在でもHPSやメタハラライトが悪いわけではありません。
こちらで育ててもいいものは育ちます。
ですが、大きな欠点があります。
それは

W数当たりの効率が悪い

ということです。

アマゾン中華LED

アマゾンで売っている紫色のLEDに1200Wとか2000Wとかすごい数字が載ってますよね。
あれは、このライトは如何に熱をたくさん発散するダメライトかということをでかでかと騒ぎ立てているようで、なんの宣伝文句にもなっていないのです。
とはいえあれらのライトは1000Wも熱を出さないですが、どうやら1000WのHPSのライト相当の明るさですといいたいようですが、どう考えてもHPS1000Wの方が明るいのです。

Wが多い方がいいライト?

というのもWとは熱量です。
ストーブの1000WもHPSの1000Wも同じだけ熱いのです。
植物育成用ライトは熱を出すための器具ではもちろんありませんよね?
1000Wのストーブをグロウテントのなかでカンカンに炊くなんて、
とんでもない話ですよね?
いくらHPS1000Wのランプが明るくてもです。

できれば熱は出ないほうが夏場の管理が楽なのは言うまでもありません。

そこで重視したいのは効率です。

Wあたりどれだけ植物にとって有効な光を放射することができるか?
これがとても大切なのです。

明るさの単位はあまりに複雑なのでここでは説明を省きますが、
とにかく

efficiency(効率) μmol/J

このスペックに注目してください。

1Wあたり、大麻にとって有効な光をどれだけ出せるか?

という単位です。

効率 1μmol/JのHPS1000wと
効率 2μmol/J の LED500Wは
大麻にとってみれば、だいたい同じ光の強さであるからです。

それなら熱量が半分のLEDライトの方があらゆる意味で優れているといえるでしょう。

発散熱量は半分。
電気代も半分。
必要な電気容量も半分。
寿命は3倍です。

僕がLEDをお奨めする理由はここにあるのです。

もちろん、初期投資金額は3倍~5倍かかります。
でもそんなものはすぐに回収できるのです。

敵は熱

僕が現役の時、HPSの1000Wを20台以上使って大麻工場をしていました。
その時、開花部屋には必要面積の1.5倍ほどの能力のエアコンを使っていましたが、
夏場には全く部屋が冷えず苦労しました。
酷使されたエアコンはやがて故障し、灼熱の大麻畑の中でどうやってエアコン修理するんだ?
と、途方に暮れたことがありました。
その時にLEDがあればどれほど助かったか。

とにかくいくら明るくても、発熱量が多いと意味がないのです。
アイスランドで栽培されている方ならHPSランプでもいいでしょうが、
夏暑いところで栽培されるとなると、LEDが圧倒的に有利です。
HPSだと、夏場は栽培を中止する必要があるかもしれません。

さらにLEDには最強のメリットがあります。
それは同じ環境で倍の量の大麻が育てられるのです。

最大の敵は電気容量

僕が営利で大麻栽培をして、成功したとき、さらなる物件を探しました。
だって月一キロ生産して、500万円とか儲けたら、
10キロ生産できたら5000万円儲かるって考えますよね?

そんな時物件をあたるわけですが、まず確認するのはその物件の電気容量です。
これが30Aだとどうなるか?

1000w HPSランプだと3つしか付きません。
そして、それ以外の電気は何も使えません。
エアコンも何も使えないのです。
現実的にはHPS600W2灯で栽培というのが関の山でしょう。
でも、これがLEDなら、
500WのハイエンドLED3灯での生産ができるわけです。

HPS600W2灯では800gが限界でしょう。
でもLED500W3灯使えば1.5~2kg収穫することも可能です。

この差をご覧ください。

LED500Wといっても、アマゾン中華ライトではありません。
最新のフルスペクトルLEDライトをお使いください。

スペクトル

大麻用LEDライトのもう1つの重要な項目が 照射光のスペクトルです。
大麻の開花に最も効率の高い波長は、赤色(660nm)なのです。
赤色の光が最も収穫量に影響するのです。

そして青色(450nm)の光も重要です。
これは種から発芽したての若葉から開花直前の成長期全般に最も効果を発揮します。

とはいえ、アマゾン中華ライトのように、
青と赤の安価なLED素子だけを配置した、安価なシステムには問題が多いのです。

赤色LEDは光量子効率が最も高いのですが、大麻はこれまで、赤と青の光だけで繁栄して来たわけではありません。
他のスペクトルも健康な成長にとっては欠かせないのです。
そのため、大麻にとっては必ずしも効率だけを追求した紫ライトは適していないのです。

そのような研究結果が最近明らかになってきたので、
CREE社やサムソン社などの最新の高効率植物育成用LEDは、
フルスペクトルタイプになってきているのです。

まとめ

たとえ投資金額が4倍でも、

電気代が1/2。
使用電気容量が半分
発生熱量も半分
寿命は4倍。

同じ場所で同じ条件で収穫できる量はHPSランプと比べて

2倍!

となります。

最新のLEDライトをお奨めします。
ただ、フルスペクトルで効率が2μmol/J以上のライトは、
日本ではほとんど入手困難になってきております。

ストラトでは各種取り扱っておりますので、
是非ともご覧ください。

世界的に大麻栽培ブームで、高効率LEDライトは需要過多です。
品切れが予想されます。
納期にお時間をいただいておりますので、お早めにご購入ください。

お問い合わせはウィッカーID「お客様サポート」まで、よろしくお願いします。

強力DIY LED RAPID LED

CHILLED LOGIC 1.2mx1.2m LED グロウライト完成品(組み立て代行)使用例

CLA LaboオリジナルLEDライト

CLA_Labo LED ライト使用例

免責:日本国内で大麻を栽培することは違法です。
日本国内在住の方はトマトなどの植物を栽培して大麻解禁の日に備えてください。

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