いよいよ、ここまで来ましたね!
ここまで、熱心に僕の拙い文章を読んでいただき、
本当にありがとうございます。
まだまだこれからオモシロ企画が続きますが、
まずは収獲したバッズをやっつけましょう!
いよいよですぞ閣下。 準備はいいですかな? @KeiTy717
ここから記述する工程をどうするかで、
最終的な品質のかなりの部分が変わってきます。
最後のひと手間
バッズを最高の品質で提供するために、
乾燥~キュアの工程を最後にしっかりやり遂げましょう。
アメリカやカナダの医療大麻販売店
ディスペンサリーに置いているバッズの品質が高いのは、
もちろん、栽培技術が進んでいるではありますが、
何よりも、乾燥とキュアのやり方がきちんとしているから、
手間を惜しんでいないからだと、僕は考えています。
多くのグロアは、そこまで手間と時間をかけないように見受けられます。
ここをきっちりとやり遂げると、素晴らしい乾燥バッズが出来上がりますので、
面倒でもトライしてみましょう。
乾燥とキュアの目的
-
葉緑素を分解し 、バッズの風味を改善する
-
新しく収穫された芽に共通する不快な香りを除去して吸いやすくする。
-
バッズから雑味を取り除くことができる。セキやムセや吐き気を抑える。
-
バッズにカビやバクテリアが繁殖するのを防止する。
- 品種ごとのフレイバーを引き立たせる。
- 以上のような改善をすることで、バッドトリップを防止できる。
-
バッズを硬化させて、効力を高める。
適切なキュアはゆっくりとバッズを硬化させます。
その過程で、カンナビノイドおよびテルペノイドの組成が変化します。
これにより、バッズがとても高品質なものに変化していくのです。
乾燥していないバッズがどのようなものか、
一度、収穫したてのバッズを砕いて吸ってみてください(笑)
乾燥とキュアの工程を丹念に行ったバッズは、
そうでないバッズと比べて圧倒的に優れています。
例え食用にしても、VAPEで吸ったとしても、その差は歴然としています。
これは、硬化プロセス中に、
カンナビノイドおよびテルペノイドが熟成されるからだと考えられています。
では、実際にどのように行えばよいのでしょうか…
乾燥の狙い
トリミングしたら手早くく乾燥しましょう
収獲すると、すぐに硬化が始まります。
効能を最大限にするには、
正しくバッズを乾燥させる必要があります。
いったんバッズの乾燥スタートさせると、
硬化プロセスの重要な部分が最初の数日間起こります。
この数日間の段階での主な目標は、
バッズをカビや細菌の増殖から保護しながら、
ゆっくりと乾燥させる(通常3〜10日間)ことです。
カビを生やさずにゆっくり乾燥させることが、
思いのほか難しいのです。
乾燥室を清潔に保ち、
温度湿度、空気の流れを適切に保つ必要があるからです。
理想的な乾燥
3~10日かけて、ゆっくり乾燥するとよいでしょう。
最高級品を追求するならば、
カビとバクテリアが繁殖しないような環境で、
できるだけ長い時間かけながら、じっくりと熟成させつつ
乾燥させるのが、理想的だといえます。
そのようなバッズは香り立ち、のど越しがまろやかで、
効能も品種のポテンシャルを100%引き出した最高級品となります。
乾燥室の環境
カビとバクテリアの繁殖を防ぎつつ、
長期間の熟成を可能とするために
乾燥室の環境を整備しよう。
まずは清潔に保つことです。
そして、
湿度 50%
に乾燥室を保ちましょう
環境を整えるのに欲しい設備:
- エアコン – 室温を一定にして湿度を下げる
- 冷風扇 – 空気を冷やして湿度を上昇させる
- 除湿機 – 空気を暖めて湿度を下げる
- 加湿器 – 空気を加熱し、湿度を上昇させる
- ヒーター – 空気を暖め、(通常)湿度を下げる
- 扇風機 – 乾燥室内の環境を均一化する
以上のような設備を駆使して
最適な乾燥環境に近づけるようにしましょう
時短
後述しますが、ある程度の速乾は許容されます。
後工程のキュアを正しく行えば、
品質の低下をある程度防ぐことができるからです。
ただし、収穫されたバッズを間違った方法で「速乾」すると、
品質が低下が深刻になる恐れがあります。
匂いに対する構え
臭いははトラブルの元ですぞ
@KeiTy717
匂いを外に漏らさないよう
グロウテントを使いましょう。
グロウテントは気密性が高いので、
匂いを外に漏らしません。
さらに、
備え付けているインラインファンをまわして、
脱臭することができます。
ただし、乾燥している間は、栽培サイクルが停止してしまうので、
それすら我慢ならない優秀なグロア様は、
乾燥用グロウテントを購入されるのもいいのではないでしょうか。
120x120のテントLEDフルスペックで仮に500取れたとしましょう。
4,000円の価値があるとすると、二百万円。これが8週間。
二百万/56日=1日あたり3万5千円
あなたはどうしますか?
バッズを干す
グロウテントに
洗濯用のピンチハンガーなどをぶら下げて、
バッズを靴下のように吊り下げるのも手です。
この場合は、トリミングの時に吊り下げ易いように、
茎を残しておいてくださいね。
ハンガーを使うのもいいでしょう。
そのあたりは何でもありです。
あなたのアイディアをどんどん生かしてください。
収穫量が多い方は、
ドライネットを購入された方が楽かもしれません。
この場合はつるんつるんにバッズを仕上げても大丈夫です。
速乾手順
大切な人から
「早く吸いたい」
「まだですか?」
といわれる時もありますよね。
わかりますよ。
僕もいつもそうでしたので…
必要とされるって素晴らしい!
どうしも急ぎで乾燥させたい時は
テント内に小型ストーブを置きましょう。
普通の電熱線のものです。
セラミックヒーターのような、
自動消灯のタイマーがついたものは使えません。
ストーブは点けっぱなしで、
プチサウナのようにして乾燥させるからです。
更にグロウの時に使った小型扇風機を使って、
風をバッズに直接当てましょう。
熱風を当てることで乾燥が進みます。
そうすると約1日~2日で乾燥が終了します。
また、電気屋さんで売っている除湿器をいれると最強です。
ストーブと合わせて1日でフル乾燥します。
ストーブだけの時は、
タイマーで、1時間に5分くらいインラインファンを回して、
グロウボックス内の湿気を取り除いてあげましょう。
速乾方法は通常の方法に比べて、
高品質を保つのが難しいです。
実際に、30°Cのような比較的低温でバッズを乾燥したとしても、
貴重なフレイバー(テルペン)と特定のカンナビノイドを、
スポイルしてしまう可能性があるからです。
乾燥の目安
乾燥で最も大事なポイントは、
ゆっくりと乾燥させて、
さらに定期的にチェックすることです。
慣れてない間は特にちょくちょく乾燥具合を確認しましょう。
乾燥完了目安は、
焼き鳥のクシくらいの枝が、パキッと折れる程度です。
これがぐにゅって折れると乾燥不足です。
慣れるまでは、こまめに様子を見てください。
少し乾燥しすぎたかな?
って思っても安心してください。
表面が乾燥しきっていても、中にはかなり水分が残ってます。
ですが、あまり乾燥させすぎると、品質が低下するので、
枝がパキッと折れるようになったら、すぐに回収してください。
次はいよいよキュアです!
乾燥したハーブのキュアはBOOSTで!!
素晴らしく味が良くなりますよ。
これが終われば 閣下。 わがバッズ軍は出撃準備完了ですぞ! @KeiTy717
次回