さぁ!大量の収獲を狙うならこれしかないよね!
Co2添加
そして
最後には夢の全自動大麻工場のヒントについても触れます。
いきなりですが、
生き物は呼吸します。
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出します。
実は植物も呼吸するようです。
光合成と呼吸
でも、お日様が当たっているとき植物は二酸化炭素をすって酸素を吐き出すのです。
これを光合成といいます。
光合成の結果、甘い果実ができたり、樹脂でベトベトのバッズができたりするわけですね。
お日様のエネルギーで土の中の養分を実に蓄積し、次世代を増やすために活動しているのです。
動物と植物が共存しているお陰さまで僕たちは生きていけるのですね。
さて、以前
HPS1000Wを上回る大麻用LEDグロウライト ベスト3 2018マリファナグロウ最前線
にて
光飽和点
についてご説明しましたね。
上の図の1000μmols/m/secを超えた光を浴びせると、
二酸化炭素がないと、光合成量が頭打ちですよ。
っていう限界点です。
いくらいいライトを買っても、
CO2を供給する仕組みがなければ効果は出ないということですね。
CO2添加は最後の砦
また、温度や湿度、肥料濃度が理想的な時に、
CO2添加を行うと効果を実感しやすいのです。
ではどうやって適当な量の二酸化炭素を供給するか。
そこが今回のメインテーマです。
CO2は成長速度を早くする。
結果として
co2を添加すると最大20%の収量がUPするといわれています。
それでは
どれくらいの濃度のCO2が必要なのでしょうか?
それは、
1200〜1500 PPM(0.12-0.15%)
になるようにコントロールしましょう。
PPMとは「百万分の1」ということです。
普通の空気に含まれるCO2の量は約300-400 PPMです。
(空気の約0.03-0.04% )
CO2濃度がさらに高くなり、
10,000PPM(空気の1%)になると有毒になります。
(ハンターハンターでありましたよね?)
そうなると人間も窒息するでしょう。
このことを利用して、CO2濃度を高めることで、
ハダニのような害虫を全滅させる方法もあります。
1500PPMが一番光合成する理由
植物にとってなぜ1500PPMのCO2がいいのかというと、
地球の大気の組成が長い歴史の間に変化しているからです。
具体的には、
数百年前の時代、大気中に含まれるCO2は、
現在よりはるかに高く、1500PPMほどあったらしいのです。
そのころの植物はその環境に馴染むため、
約1500PPM(百万分の一)までのCO2を利用できるように進化したのです。
大気中のCO2濃度は現在約400PPMと、
当時よりはるかに低くなっていますが、
閉鎖空間ではCO2濃度をより高い濃度で使用することができ、
同じ条件なら、より早く光合成するできるのです。
CO2添加時の注意事項
CO2は空気より重いので上から添加してください。
そして、
下に溜まる傾向があるので、扇風機で撹拌するようにしましょう。
併せて、葉のまわりの空気を動かしスムーズな光合成を促しましょう。
温度を高めにする
最適温度より少し高めにした方が高二酸化炭素栽培には有効なようです。
原初の地球を再現してあげましょう。
30℃強がいいようです。
換気の問題
HIDを照明に使っている場合はリフレクタをクローズドのものにする。
テント内の空気の入れ替えをする必要はないですが、
HIDの温度を下げる必要があるのでファンは必須です。
リフレクタがオープンタイプだとCO2を添加する意味がありません。
クローズドタイプにしてテント内の空気を換気させないように配管しましょう。
夜は添加をやめる
光がないと光合成しません。
CO2を添加する意味がありません。
収穫前に止める
収獲の約2週間前になると添加をストップする。
収獲も2週間前になると光合成量はグッと下がってきます。
その時にCO2を添加するメリットはあまりありません。
もったいないもんね。
CO2を添加する機器
CO2ジェネレータ
プロパンガスを燃やしてCO2を発生させる機器です。
- コストが安いです。
- ガスの燃焼時に発生する匂いが大麻の匂いをカモフラージュしてくれます。
- 寒い地方では室温を上げながらCO2添加できるのでメリットがあります。
大きな設備にはとても良いですが、デメリットもあります。
- ガスと火を使うので当然事故の恐れがあります。
- 室温が上がります。暑い所ではデメリットですね。
CO2 ボンベ
生ビールに使うので大きな酒屋さんで手にはります。
これが一番手軽でしょう。
発酵、CO2バッグ、堆肥、ドライアイス
これらの方法は濃度や時間をコントロールできないのでお勧めしません。
僕たちの息
これが一番ですね!大麻も僕がこんにちはすると、
心なしか元気になるように見えます。
キスしてあげましょう。
CO2添加の絶大なメリット
じつはCO2添加には絶大なメリットあるのです。
それは匂いが全く外に漏れないことです!
テントをクローズしたまま換気の必要がありません。
ということは匂いがほとんど漏れないということです。
これは物凄いメリットですよね?
炭酸ガス添加メソッド
実際にCO2ボンベを使った設備の例
Co2コントローラ
上の図のようにシステムを組みます。
炭酸ガスボンベは気圧が高いので、レギュレータで適切な気圧に降圧させます。
CO2コントローラでCO2濃度を測り、
1500PPM以上になると電磁弁のスイッチがオフしCO2の添加が止まる。
1200PPMを下回ると電磁弁のスイッチがオンしCO2の添加がはじまる。
そういう仕組みです。
簡単ですよ。
ネタトモとIFTTTとスマートプラグ
ハイテクメカ好きなあなたは、
是非ともこの仕組みにチャレンジしてください。
使うもの
- ネタトモ … 気象ロガー
- IFTTT … IOTコントローラアプリ
- スマートプラグ … wifiとIFTTTでオンオフ可能なコンセント
このセットをつかってCO2をコントロールします。
ネタトモは、温度・湿度・気圧・二酸化炭素・騒音を測定できます。
こんな感じでグラフに表されます。
ネタトモをwifiに接続すればl、
グロウテントの内部データがどこにいても手に取るようにわかります。
そのデータを
IFTTTでスマートプラグを作動させるための、
条件データとして使用できます。
例えば、CO2が1200PPMを下回れば、
CO2電磁弁に接続されているスマートプラグをON
CO2が1500PPM超えたら、
CO2電磁弁に接続されているスマートプラグをOFF
しかも、消灯時間になったら、スマートプラグをOFF
これで完璧なCO2濃度にできます。
夢の全自動大麻工場
更に!
加湿器にスマートプラグをつなげば、
湿度50%以下でON、60%以上でOFFとか、
温度23度でストーブON、30以上でOFFとか、
とにかく何でもできます。
IoT\(^o^)/
これこそ、モノのインターネットですね!
この延長線上に全自動大麻工場があります。
わかりますよね?
どうすればいいのか。
僕は水やり以外はすべて自動化して、
WEBカメラを設置して、
大阪と奈良に数か所あった大麻工場を、
世界中(といっても、ほとんど大阪だけどねw)
のどこにいても確認することができました。
スタバやレストラン、はたまたバーで、
大麻工場の映像と気象データをスマホでチェックするのは、
何とも最高な気分でしたよ。
あなたにも味わってほしい。