人々は古代から大麻と寄り添って生きてきました。
その様子は古来の書物(薬学書、医学書など)や、古代墓地などからもうかがえます。
ですが、現代では「大麻=麻薬」などというとんちんかんな認識をしている国(どこでしょうね笑)があるほど、一部の国や地域では危険視され忌み嫌われていたりします。
カンナ
なぜこのような認識になってしまったのでしょうか?
そこには歴史的な転換点があったのでは!?
その謎に迫りたい!カンナはそう思いました!
今回は古代の人々と大麻はどのように関わってきたのかを簡単に調べてみました。
古代エジプトの場合
古代エジプトでは、墓地などから大麻が発見されており、宗教儀式(神殿で大麻を焚いて精神作用を得て神と繋がっていた)などに用いられていたとされています。
古代だから知識などが不足しており、誤って現代では危険視されている(笑)大麻をしようしていたのでしょうか?
いいえ、必ずしもそうとは限りません。
エジプトでは紀元前1600年頃には抜歯などの歯科治療の先駆けとなる処置が存在しており、小枝を割いた歯ブラシとペースト状の歯磨き粉で歯磨きをするなど口臭予防などもおこなわれていました。
古代エジプトの革新性は口腔内にとどまりません。
毛じらみなどの寄生虫予防に剃毛がおこなわれていたり、食事療法やアイメイク(眼病予防)、石鹸(皮膚病予防)などによる予防医学がすでに存在していました。
まじかエジプト…。
正直、古代文明をなめていました。
ここまで発達した文明も古代から大麻の作用を利用し寄り添って生きていたということになります。
古代中国の場合
紀元前2~3世紀頃に記されたとされる中国の「神農本草経」(漢方薬の概要書)には大麻の薬効や陶酔性に関する記述があり、薬効に関してはマラリア、リュウマチ、便秘、疼痛、生理不順などに効果があるとされるほどの万能薬っぷり。
また、別の本草書では大麻の葉や茎、樹脂を葡萄酒に混ぜた調剤を外科手術の鎮痛薬として使用していたそう。
驚きしかありません。
さすが中国4000年!(ちがう)
外科手術をおこなっていたというだけで既に驚きですが、大麻を使用した調剤を鎮痛薬として使用していたなんて!
現代で言うところの麻酔薬的なイメージでしょうか。
けっして体験したくはありませんが、いかに大麻が役立っていたかがわかる良い例ですね。
古代ってすごい
上記以外でも古代から世界各地で様々なカタチで大麻と人々が共存していた歴史を知ることができます。
上記で紹介した以外にも古代ギリシャや古代インドでも大麻に関する記述がみつかっており、日本においても縄文時代の遺跡から大麻の種が発見されています。
何千年、下手をすると何万年も前の科学などが発達していない頃から人類は大麻の効果を知り、生活に利用していたということになります。
カンナ
この時代の時点では大麻は神聖でとても効果の期待できる植物であるという認識のようです。
いつから人類はこの奇跡の植物を危険とし、排斥したのでしょうか?
それは次回以降の「大麻の歴史 ~近世~現代~」でふれていきたいとおもいますのでお楽しみに!
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