P-LAB カンナビス グロウチャート
パーフェクトキット設置方法 グロウチャートその①
「環境構築」〜パーフェクトキットが届いたら〜
今回わたしが組み立てたのはパーフェクトキットの一番小さいものになります。(60×60×80)
大きいサイズのものはライト周りやテントの骨数などが違いますが、
基本的な組み立て方や環境の構築に対する考え方は同じです。
セット内容
まずは届いたら梱包を剥がします。
中身を傷つけないように気をつけて開封しましょう。
ザッと説明すると、・カーボンフィルター(注:郵便屋さんが留守中に雨の中玄関先に置いていったので錆びてます。日本ではまずありえないので無視してください。)
・ダクトホース
・ホース固定用金具×2
・ファン、ファン台座
・pH計
・EC計
・温度、湿度計
・コンセントタイマー
・吊り紐(使用しません)
・照明
・テント骨組み
・テントガワ
・育苗用ロックウール
・移植用ロックウール
・液肥各種とpH調整剤
・エアポット(組み立て式のためバラバラの状態で届きます)
・水受け皿
・ステージ別液肥取り扱い説明書
・テント説明書
今回の事前準備はここまでです。
組み立てチャート
①テントの骨組みを組み立てる。
説明書に従いテントの骨組みをまず組み立ててください。
角のパーツをまず正しい向きに4つ並べて、底から組み上げていくと組みやすいです。
・注意点
足と天井の四隅にはそれぞれゴムパーツが付いていますが
ゴムの部分がそれぞれ上面下面を向くように組むのが正解です。
ポールにはそれぞれ金属のポッチが付いています。
無理やり押し込むと破損する可能性があるので、ちゃんと指で押さえながら穴にはめましょう。
②骨組みの底面にインナーをつける。
③テントのガワを骨組みに履かせる
説明書通りです。
まずガワのファスナーを完全に開けて、ベロの形をした部分を向こう側にします。
次に一番左側の正方形の部分に骨組みをハメましょう。
ギュウギュウですが割と伸縮するので大丈夫です。
靴下を履かせる要領でハメましょう
下がハマったら今度は右側の正方形部分を持ち上げて被せ、残りを図のように立ち上げたら、テントは完成です。
④ライトの設置
まず、ライトのフィンにワイヤーとフックが挟まっているはずです。
それを布で包んだマイナスドライバーや割り箸で、
フィンを傷つけたり折ったりしない様優しく取り出しましょう。
次です。
定規とカッターナイフを使い、
一番小さいテント生地(マジックテープが四方についた小さいテント生地)の中心に
8センチの切り込みを十字に入れます。
※オートシードを育てる場合は必ずしも必要な工程ではありません。
めちゃくちゃ端に寄ったりしなければ大丈夫です。
そんなにシビアではないので、定規を使えば簡単にできるはずです。
まず8センチの切れ込みを縦に入れて、その切れ込みをまた更に定規で測って丁度4センチのところ
を刃が通過する様に、左に4センチ、右に4センチ切れ込みを入れましょう。そこまで出来たら、今度はテントの天井に空いている四角穴にそのテント生地を貼り付けます。
この穴です。ここに先ほどのテント生地を貼り付けてください。
(組み立て前に撮った写真なのでたわんでいますが、お気になさらず。。)いよいよライトを設置します。
テントの外側から先ほどの切れ込みにライトのレンズ部分がはまる様にライトを載せてください。
その際テント内部の天井バーを調整してライトを支える様に置きます。
⑤ファンを組み立てる
まずファン本体をひっくり返して足の形を確認してください。
右と左で微妙に形が違うのがわかるはずです。
その足の形に合うように台座をはめ込みましょう。
IN OUTと書いてある面が上を向くようにして本体をはめ込みます。
そうすることでファンがどちらを向いて吸排気しているのかが判断できます。
⑥ダクトとファンの連結
ダクトホースに接続用金具を一つ取り付けます。
そのままでははまらないので、マイナスドライバーで少し緩めてから履かせる様にはめましょう。
この時点ではまだ締めつけません。
次にファン本体のOUT側にホースをはめ込み、抜けてしまったりしない様にネジを締めつけましょう。
この際、あんまり強く締めると部品の破損につながる可能性がありますので
抜けない程度、適度に締めつけます。
⑦設置場所の検討・設置
設置の仕方には二種類あります。
・その1
(Special thanks! masterK and saibaiman.)
写真の様に縦にフィルターとファンを設置し、
ホースをテントの空気穴から外に出し
天井にホースの出口を持って行きライト本体に排気を浴びせます。
この設置方法の利点は、テント内部に熱がこもらないことと
換気・冷却が同時に出来ることです。
デメリットはテント内部のスペースを若干圧迫することです。
実際にこの方法で大量に収穫されている方がたくさんおられますので、
神経質になる必要はありません。
この方法と似た方法で、付属の紐でフィルターを吊り下げて、
ファンを天井に載せて、排気をライトに当てる方法なら、
場所も圧迫しませんし、ライトの発熱も抑えられますが
しっかり取り付けないと、脱落や転落の危険がありますので、
最新の注意を払って行ってください。
・その2
テント外部にフィルターとファンを設置する方法です
利点はテント内部のスペースが有効に利用できることと
排気をもう一度吸い込む可能性がないこと。
デメリットはライトの冷却効率が低いことです。
LEDライトは熱にあまり強くありません(とはいえ早々すぐに壊れるってことはないと思いますが)
なので別途小型扇風機やサーキュレーターを天井に載せて、ライト本体に風を当てることをお勧めします。
(電気代と扇風機代が少しですが余計にかかります)⑧吸気口の設置
ファンの設置場所が決まったら、ダクトホースをいっぱいいっぱいまで伸ばしてみてください。
結構余りが出るはずです。
余ったダクトホースは、針金部分をニッパーで切り取ります。
結構丈夫な針金が入っていますので、勢い余って手を怪我したり、
ホースの途中を傷つけたりしない様に気をつけましょう。切り取ったホースは、テントの残りの穴に通して吸気口にしましょう。
何個作っても大丈夫ですが、吸気口から光が漏れない様にS字に折り曲げる等の工夫を行います。テントに頭を突っ込んで、真っ暗になっているかどうかを確認してください。
そんな人いないと思いますが、首を挟んで窒息なんてことにならない様に気をつけましょうね!
⑨コンセントの接続
この順番です。
タイマーの使い方は、
タイマーOFF(常時通電)
タイマーON
タイマーの使い方は
数字が短針の時刻、小さいメモリ一つで15分です。
タイマーをオンにしたい時間分
黒い部分を押し込み、
ダイヤルを現在時刻に合わせて、コンセントに差し込みます。
あとは電源タップをタイマーに差し込み、各種機器のコンセントを差し込めば完成です。
電気の話についてはケイティさんの記事をお読みくだされば幸いです。
くれぐれも火災や事故を起こさぬ様に注意してください。
⑩最終点検
タイマーの側面にあるスイッチを、タイマーOFF(常時通電)にしましょう。
各部が正常に作動し、異音やコンセントの異常な発熱等がないか確認しましょう。
何も問題なければ、テント組み立てから設置までの過程は終了です。
お疲れ様でした!
妄想オタクの私の考え
植物にとって理想の室内grow環境とはどんなものかーいつか挑戦したいCo2栽培。
間取りや部屋の広さ、換気の良し悪しに左右される部分もある気がしますが。
全ての環境で言えるのは、室内という環境はそもそも植物が育つには理想的とは言えない環境です。
その限られた環境下における理想を追求した際思いつくのは
・光の効率化を最大限測ることと
・新鮮かつ適切な空気がいかにテント内を循環するか
・いかに最高の温湿度をキープするか
ではないでしょうか。
毎日18時間必ず光を浴びれる環境は大きなメリットですよね。
自然ではそんなこと絶対に有り得ません。
ですが、存在する大気中の良い成分は圧倒的に室内の方が少なそうですし
最強の照明太陽の恩恵に預かれないのはデメリット。
実は、有効成分は究極的にはCo2から合成されている(らしい)ので
原料となる空気と光はやっぱり重要そうなんですよね。
なので、私なんかは新しく部屋を借りる時や、友人の家に行った時、
ついついふと、どこにグロウテントを置くのが良いか妄想してしまいます。
笑まあ実際にどれだけの新鮮な空気が入っているかなんて見えるわけじゃないので
測定でもしない限り結局わかんないんですがね。。。
唯一この問題から解放される栽培方法が、大光量ライトとCo2添加による、Co2促成栽培。
色々道具が必要になるので難易度が上がりますが、上記の理論を踏まえると、物凄い効果が見込める栽培方法のはずです。
次回は、growチャートその②
「発芽率ほぼ100%の発芽方法」〜実際にやってみた〜
です。
ストラト商品についてはこちら
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