P-LAB 3 大麻グロウチャート 「発芽率ほぼ100%の発芽手順」〜実際にやってみた〜

P-LABグロウチャートその②

グロウチャート 発芽

必要なもの

・お好きな品種の種×育てられるだけ
・必要な水溶液を混ぜられる分清潔な容器(ガラスやプラ製の物が好ましい)
・綺麗なコップやカップ×品種の数
・pH調整剤(パーフェクトキット同梱)
・pH測定器(パーフェクトキット同梱)
・温度計(パーフェクトキット同梱)
・スポイト(100均に化粧品用のシリンジありますのでそれで可)
・ジップロック(これも100均でおっけー)
・キッチンペーパーorティッシュペーパー無くても良いけどあったら使うもの

ちなみに、余談ですが、スポイトは液肥の種類の数だけある方が便利です。
なくてもやれますが、この機会にストラトの液肥セットの数だけ用意しとくと吉です。

さて、今回は発芽についてです。
実はとてもシンプルな作業なので、工程は大体どんな方法でもほぼ同じです。
しかし、長い目で見るとしっかり要点を押さえている人と適当な人では発芽率も変わってくると思いますので、実はシンプルな分奥が深いかもしれません。
そんな中、420jp.comにて興味深い記事があります。タイトルにはなんと、「発芽率ほぼ100%」(!!)とあります。これは試すっきゃ無い!!

記事にはケイティさんのやり方と、TIPSとして紹介されているCLAのRさんのやり方がありますが、今回は、具体的に時間や値が設定されているRさん方式を実際にトライしてみようと思います。

発芽チャート

①発芽

発芽させる品種の数ぶんの溶液を用意する水の量は種が完全にかぶる量+30ml〜60mlぐらいでしょうか。
正直ひたひたでも発芽すると思いますが、ある程度余裕はある方が良いかと思います。

必要な水量が大体分かったら、その量が収まる容器に水を入れます。

私の場合は今回発芽させる数が少ないのもありますので、大体一品種あたり60ml程度で大丈夫でしょう。
二種類の品種を育てるので120mlを大きな容器に入れました。

②pH測定と調整

pH計の電源を入れて水に差し込みましょう。
目標値は5.9ですが、あなたのPH計の数字はどの辺りを示しているでしょうか。

もしも数字が5.9よりも大幅に高ければ、pHダウン剤を。
5.9よりも大幅に低ければpHアップ剤を。
それぞれスポイトを使って一滴ずつ垂らしましょう。

垂らすごとにこまめにpH計を確認して下さい。
使う溶液の量にもよりますが、おそらくある程度大規模にやらない限りは、数滴も必要ないことが殆どだと思います。

③発芽促進剤を入れる

この工程はですね、、、ぶっちゃけ賛否両論あると思います。
なので発芽促進剤を使わない方、持ってない方は飛ばして

④に進んで下さい。そもそも、この発芽促進剤に関してなのですが、効果があるのかないのか分からないという声をよくいろんな人から耳にします。
しかしその一方で、コイツを使ったおかげで発芽率が上がった、植え替え後の定着率が上がった、等々の話も同じくらいよく聞くんですね。。
プラセボなのか、なんなのか・・・・

事実、昔から日本のグロワーさんはこの活力剤を使っておられる方が多く、growを始めるにあたっての買い物リストにこの活力剤の名前が入っている初心者の方は今でも多いのでは無いでしょうか。

この活力剤の良い部分は、
・誤って大量に入れても問題が起きにくいこと
(発芽促進剤でプラントが駄目になったという話だけは聞いたことがありません。)
・非常に安価で売っていること
この二点です。「植物育成に直接寄与するメリットは極めて不明だが、害をなすことはまず無い」
そんな活力剤。あなたは使いますか?
私は簡単にできそうなことは全部やるタイプ(growに関しては、ですが。。)なので、使ってます。私は水120mlを使うので、そこに対して100倍の割合、
つまり1.2mlの発芽促進剤を先ほど作ったpH5.9の水に入れ、混ぜました。

④タネを吸水させる

品種分の清潔なカップを用意して、それぞれに液体を注ぎそれぞれに種を入れていきます。
どの種がどの品種だったか、分からなくならないように気をつけて下さい。

種はこの時まで開封せず、先にカップにラベルを付けてから、
ラベルと同じ種だけを一種類ずつ順番に開封して水に投入していく、というのが一番固いので、できたらそうして下さい。

私のようにオート種とマザー用の種を同時に発芽させようとしてる人なんかは、割と馬鹿にならないほどの死活問題なので絶対に気をつけましょう!このまま約24時間浸し続けます。
その間に・・・

⑤温度計をセッティングする

温度計は裏側に電池を入れるところがあるので単四電池を一本入れます

液晶画面にフィルムがあるのではがします。
電源がついたのを確認したら

modeボタンを長押ししましょう。
画面の数字が点滅しはじめるので、時刻と日付を設定しましょう。

温度計本体のセンサーはINの温度を示し、
伸びているケーブルの先についてるセンサーはOUTの温度を表示します。

お好みで配置してください。

⑥温度管理

タネを入れたカップを気温24〜29度程度の暗闇に入れます。

もしあなたのテントにまだ何も育っていないなら、テントの中にカップを置きましょう。
既にテントが埋まっている方はなんとか工夫してみてください。
家電の放射熱を利用すると良い様です。
(冷蔵庫の発熱やPCの排熱等)テントが使える方は使えるものを駆使して管理しましょう。
ちなみに私の場合は部屋の冷房27〜30度設定でテントはなんの電源も入れず、閉めっぱなしでした。

温度計を見ながら自分の環境に合わせて換気扇を回してみたり、流量を調節してみたり、エアコンの温度を変えてみたりして色々ためして下さい。
必ず良い塩梅が見つかるはずです。

⑦ここからは実際にやってみたところをご覧下さい

・水に沈めて24時間後私の場合は24時間後確認したところ、種全てから白い根が出ているのが確認できました。
この状態で植えてしまっても良さそうなぐらい伸びてるのもありますね。。

・ティッシュに包んでジップロックへ、さらにテントに入れて24時間

24時間後・・・・

一度チェックしたのですが、伸び過ぎててヤバイです。
種が良いのも絶対あるんですが、吸水と養生の工程をしっかりとったおかげで
グングン根が伸びています。

(カメラが結露していて、写真が見づらくなっております。。すいません。)
・さらに24時間
完全に豆モヤシ状態かつティシュペーパーに根が引っ付きはじめています。
これはそろそろ流石に限界かと思い育苗用の培地に移しました。ちなみに、その際の手順などはまた次回、
グロウチャートその③
「培地への移し替え」〜育苗ポットのススメ〜
にてご紹介しようと思います。・今回実際にやってみて思ったこと発芽率自体は本当に100%だった。(4/4!)この方法の全体工程を意味づけすると、
水に浸ける→
冬眠ホルモンを洗い流し、水を吸わせる
発根し始めたら濡らしたペーパーに包みしばらく様子を見る→
培地に移した時に無理なく根を張れる程度まで根を伸ばしてやる、ということ。
・・・だと思います。しかし、ブランド種の発芽率・勢いの良さにはびっくりした。
これがブランド、、、、
以前適当な種でやってた時は、まぁまぁ発芽せずに亡くなって行く子も多かったです。反省点としてはもっと早く培地に移すべきだったかなーと思っています。
しかし、よくある種子の皮を被ったままの子は1人もいなかったのはちょっと嬉しいですかね。養生中は、1日に2回程度様子を確認しながら植え時を待ちます。
その際ペーパーが乾いてないかとうチェックして、乾いていたら湿らせましょう。
湿り具合は、「絞ったらまだ出るけど、持ってても垂れてこないぐらい」が丁度いいです。その段階が済んだら次はいよいよ育苗培地に移し替えます。↓

次回
グロウチャートその③
「培地への移し替え」〜育苗ポットのススメ〜

つづく…

ストラト商品についてはこちら

パーフェクトキットやストラト商品については↓↓↓↓↓↓↓↓

この記事を書いた人